会報あさひ35号
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-70-願っています。 私は学生時代硬式テニス部で6年間お世話になりました。真夏の暑さは辛かったですが、頼れる先輩、良い同輩、後輩に恵まれ楽しい学生生活を送らせて頂きました。 色々な思い出のつまった朝日大学にまた2人の子供がお世話になるというのも何かの縁を感じています。子供達に「大学生活はどう?」と聞いてみると「とても楽しい」と言ってくれてホッとしています。これも先生方に感謝すると共にどの学生さんもが楽しく勉学、学生生活を過ごせるよう微力ながら応援させて頂けたらと思っています。 皆様よろしくお願いいたします。対峙する科学と倫理岐阜県 佐 橋 弘 之  金魚の改良には大きく分けて2つの方法がある。1つは雑種強勢で掛け合わせ、良い物へと改良する方法で雑種一代目(F1)をさらに他所から導入した種親と掛け合わせて行く。絶えず雑種一代目なので、両親の良い部分が出やすいという利点はあるが、反面、雑種二代目(F2)以降において、固定化が非常に難しくなる難点がある(血の分散)。 もう1つは、累代繁殖で、兄弟掛け、親子掛け、戻し交配を続けながら固定化する改良方法で、子は成長すると親に酷似してくる。金魚の固定化された品種というものは全てこの方法を採用している。 競走馬でもこの近親配合(インブリード)によってより競争能力の高い馬が生産され続けている。金魚程の血の濃い個体同士の掛け合わせは、奇形を防ぐ目的で行なわれていないが、3代前、4代前に共通の祖先が存在する馬がほとんどである。 犬や猫のペット業界は純血種の生産効率の向上や小型化を意図し、インブリードを過剰に行うケースが近年相次いでいる。 この結果として奇形や感覚障害といった先天的な問題を抱えるペットが少なからず生産され、大きな問題となっている。 ただし、これらはすべて自然交配によるものであるが、近年農産物は人間の手によって遺伝子自身を操作し、人間にとって都合のよい個体を作り出すようになった。さらに理論的にはヒトの遺伝子を操作することも可能で、特定の病気を発症しないヒトあるいは知能の高いヒトを作り出すことも可能なようだ。 遺伝子学を通じ医学はこれからも日々進歩していくだろう。我々は倫理と向き合いながら進歩し続ける医学を学び享受していかなければならない。令和元年 三陸にて石川県 犬 丸 幹 夫  令和元年5月1日。2年ぶりに東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県の三陸海岸に来ております。この地は、以前にもこの寄稿でお話させて頂きました妻の実家のあるところです。以前訪れた頃に比べて、倒壊した家屋も少なく散乱していた瓦礫等も片付き、閑散とはしているものの、きれいな風景が広がっていました。あの震災さえなければ、牡蠣やホタテ等の養殖を中心とする漁業を営む人たちが生活する、リアス式

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