会報あさひ35号
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-67-「食の再考」―そこから観えてくるもの―岐阜県 井 上 孝 典  TPP一過と思いきや、参院選後の今、貿易不平等条約の締結という新たな脅威に直面した日本。農業に限らず、あらゆる分野で世界は新しい秩序(NWO)の下で統一されるのでしょうか!? 衣食住の中でも、健康維持増進にとりわけ重要な「食」を担う農業分野の交渉は予断を許さず、隠匿された我々の民意を国に訴える必要性を感じてなりません。 そんな中私は、ここ数年家庭菜園のいろは444を独自に学び安心安全な「無農薬野菜」作りに生き甲斐を見い出し、目下奮闘中であります。 そこで今回「食の再考」と題し、少々過激ではありますが希薄な知見をもとに寄稿させていただきました。 日本における「化学肥料の使用量」を調べると、単位面積当たりの使用量は韓国に次ぎ世界第2位と最悪で、故に市場に出回る「無農薬野菜」の割合は何と0.03%に過ぎません。〔ちなみに有機野菜だと0.5%〕 スーパーに並ぶ色どり豊かな野菜は見映えは良く均一で四季を問わず入手でき味も上々、消費者ニーズに合わせた結果である。しかし有機or無農薬と表示がない限り「毒野菜」と考えて間違いありません。ただし有機認定でも油断は禁物、牛、鶏フン等有機肥料に含まれる抗生物質、成長ホルモンなど様々な残留物は黙認され、人体への影響が懸念されるからです。又輸送に期間を要する外国産はポストハーベスト100%散布。加工食品にいたっては栄養価は乏しく、ランダムに多量の「食品添加物」の混入が想像できます。外食チェーン店をはじめ、コンビニ弁当にスナック菓子などジャンクフードは言うまでもありません。 日本の認可基準はヨーロッパ諸国に比べて甘く、ザル法にて誤魔化され、結果、気付いた時我々の身の周りはあふれんばかりの「化学物質」に囲まれ生活しているわけです。 次に「食料自給率」について調べてみると、カロリーベースでは40%と戦後最低水準で、タネの多くを輸入に依存し大半の市場国産野菜のタネはF1種(1世代限りの種なしのタネ)で独占。更に驚愕するのが、畜産、酪農を支える飼料の99%以上が悪名高き遺伝子組換え(GM)作物だという事実。〔豚は雑食にて例外あり。コンビニ弁当廃棄物を長期与え、全頭不妊症との報告あり〕 日常我々は牛、豚、鶏肉や卵を食し、牛乳、チーズ、ヨーグルト他加工品にいたっては数知れず、発癌物質〔仏カーン大学報告〕なるGMコーンを間接的とはいえ日夜摂取し、不安を感じてなりません。 タネも畜産の飼料、他(ハウス栽培で使用の石油エネルギー等)も多国籍企業に支配され、よって実質的食糧自給率は1%以下という試算さえあります。 様々な環境因子があるため因果関係の特定は困難も最近の調査で成人男子の精子の数は20年前の半分に激減!! 誠に由由しき屈辱、重要な情報程隠ぺいされ、まるで某国の属国、我々日本人こそ「家畜」!そのものであります!? しかしながら冷静に立ち返ると、エゴ丸出しで利便快適を際限なく追及し、お金は大好きで、不自然極まりない経済優先の社会をつくってきたのは我々自身だと深い反省が必要と思えてなりません。GDPこそ世界第3位をキープするも虚しく、GNH(世界幸福度ランキング)は156ヶ国中第58位と年々低下、真の豊かさを再考するチャン

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