会報あさひ35号
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北京大学口腔医学院-56- 今回の海外研修も、例年の如く北京大学口腔医学院の学部学生と朝日大学・明海大学の学生においてかけがえのない素晴らしい経験となったことと思います。最後になりますが、このような貴重な機会を与えてくださいました宮田理事長、大友学長、江尻歯学部長、永山国際交流委員長をはじめ、関係者様に心より感謝申しあげます。学生のコメント北京大学 口腔医学院での海外研修を終えて●岡崎  健 私は今回の海外研修で初めて中国へ行かせて頂きました。 歴史問題などで日本人のイメージはあまり良くないのではないかと少し不安なところがありましたが、北京大学の皆様はとても暖かく迎えて謡曲を歌っておりました。 北京4日目は、北京大学口腔医学院附属第一診療所という別施設で補綴診療部門の研修となりました。臨床前実習室での講義とVRシステムによる支台歯形成体験をしました。VRシステムは、特殊なサングラスを装着し、モニターに映し出された歯列模型上で実際に歯を切削しているような、感触、圧力などが見事に再現されている素晴らしいトレーニング設備でした。その後、施設内も見学させていただきました。午後からは故宮博物館に行き、広大なラストエンペラーの舞台に一同感動いたしました。 北京5日目は、口腔外科診療部門を案内していただきました。圧巻だったのは手術室でした。なんと手術室は8室もあり、1日平均30~40件の難易度の高い手術を毎日のようにこなしているとのことでした。やはりこの症例数は世界一と言っても過言ではないようで、我々以外にも世界中から歯科医師や形成外科医の先生たちが大勢訪れていました。午後からは頣和園という世界遺産に登録されている庭園公園に行きました。中国の皇帝が母親の還暦祝いに整備させたといわれる人工湖と皇帝のスケールの大きさに圧倒されました。この日は早めの夕食を済ませ、夜には北京大学口腔医学院応接室で学生交歓会がありました。学部学生による琴の演奏や全員参加のミニゲームなどが催され、お互いの交流がより一層深まりました。 北京6日目は、早くも海外研修修了式が午前中に行われ、修了証書を手に附属病院の玄関前で記念撮影を行いました。その後、総合診療科部門の診療室の見学とケースプレゼンテーションの講義を受けました。総合診療科部門では病院実習生の学部学生が指導教員の元で実際に診療行為をしておりました。歯科ユニットの傍らには、メモがびっしり記載されたノートが置いてあり、このように真面目に取り組む姿勢を、我々もよく見習うようにしないといけないと学生たちに指導しました。午後からは三里屯・秀水街での散策・買い物、その後は中国雑技団のスリリングな演舞を鑑賞しました。 北京7日目は、待望の万里の長城へ行きました。皆圧巻のスケールに、移動の疲れも吹っ飛ぶくらい感動したようでした。ある学生は「やっぱり生は最高ですね。」と言っておりました。夕食後は北京の銀座と言われる王府井を散策し、海外研修最後の夜を満喫しました。 北京最終日は、朝食で北京大学口腔医学院の学生達とともに飲茶をいただきました。おそらく人生でこれ以上飲茶を食べることは、もう二度とないであろうくらい、最後の最後まで熱烈に歓迎してもらえました。新世紀日航飯店をチェックアウトの後、北京国際空港では、まぶたに熱いものをお互いに感じつつ名残惜しい別れと日本での再会を誓いあい、中華航空CA159便16:45に搭乗し、無事日本への帰国の途に就くことができました。

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