会報あさひ35号
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テキサス大学サンアントニオ校-43-楽しんだ後、現在は博物館になっているアラモ砦の史跡見学をしました。ここはメキシコとの古戦場であり、多くの犠牲者が出た場でもあります。隣の公園では、100年前の歯科治療道具の使い方の実演があり、日本から来た歯学部の学生だとわかると当時の抜歯のやり方について大変親切に説明してもらえました。また当時の衣装を着ていたボランティアから、突然"Asahi University"と声を掛けられました。この方は実は、元テキサス大学教員(歯科医師)で、この国際交流プログラムで最初に日本に行ったメンバーの一人なのだそうです。世の中は狭いと感じるとともに、このプログラムが多くの方々の善意によって支えられて現在があるのだと痛感しました。昼はダウンタウンにあるメキシコ料理を堪能し、午後はショッピングセンターに行ってさらに交流を深めました。 6日目は、午前中に4年生の臨床実習に参加しました。学生は各々スクラブを着用し、各ホストの学生について臨床実習を体験しました。患者毎に異なる実習内容であり、日本では得られない経験だったようで、お昼に集まった際には、互いに興奮気味に自分たちの体験を話し合っていました。午後にはシャトルバスを使って歯学部に移動し、2年生の基礎実習に参加しました。実習内容は総義歯の模型の作製で、サブインストラクターとして朝日大学OBの片岡 智先生(37期生)がいらっしゃいました。片岡先生は、学生時代のUCLAでの海外研修が大変よかったことが、テキサス大学への留学のきっかけになったそうですが、彼の頑張っている姿を見て大変頼もしく感じました。 7日目も朝から大学に行きましたが、私は8:00からグランド・ラウンド(症例検討会)で、「Current status of advanced adhesive materials and technology」というタイトルで45分間講演する機会をいただきました。診療前にもかかわらず、インストラクターを中心に50名ほどが参加してくださり、講演終了後にはいくつか質問もあり、少しは興味を持って聞いてもらえたかと安堵しました。午前中は、学生はホストの学生とともに臨床実習に参加し、私は別メニューでCAD/CAMのラボ見学を行いました。Dr Zimmermannは、軍の研究所で勤務後、テキサス大学に移られて研究しているとのことで、歯科におけるCAD/CAMの現状と将来について熱く語っていらっしゃいました。午後は大きなアウトレットモールに連れて行ってもらい、学生はそれぞれに大量のお土産を買っていたようです。 8日目(土曜日)は、いよいよ国際交流最終日となりました。朝からテキサス大学の学生とともにバスでサンアントニオ中心部にあるFarmers Marketに行って学生同士で自由行動となりました。夕方には牧場で、初めて見るロディオの迫力に圧倒されました。さらにその横のホールでダンスを楽しみ、ホテルに戻ったのは夜11時過ぎていましたが、学生たちはその後も今回の重要な目的である国際交流を続けたようです。 9日目(日曜日)は、早朝4:30にホテルを出発する予定でしたが、ほとんどの学生は徹夜で朝を迎えていました。空港へのバスに乗車する歯学部附属病院前での記念撮影

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