会報あさひ35号
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シエナ大学-33- 3月18日(月)は、シエナ市の歴史を学ぶため様々な場所を訪れました。12世紀から200年もかけて建築されたイタリアンゴシック様式のシエナ大聖堂を見学しました。1995年にユネスコ世界遺産に登録されている中世の面影を残す旧市街のシエナ歴史地区を散策し、市庁舎や当時の権力を象徴するマンジャの塔がそびえたつイタリアで一番美しいと称されるカンポ広場を紹介されました。カンポ広場は1147年から800年以上続いている伝統行事である「パリオ」というお祭りが行われる場所であると説明をうけました。ホストの学生たちが、シエナの歴史や伝統行事について説明してくださり、研修学生たちはシエナの文化を感じることができた様子でした。 翌19日(月)からシエナ大学での研修が始まりました。シエナ大学は1240年に設立された長い歴史のある大学です。シエナ大学歯学部附属病院は医学部附属病院に併設されており、一つのフロアに歯科の診療各科があります。私たちは、ホストの学生たちAnitaさんとCrystalさんの先導の元、歯学部各科の診療見学や学生講義に参加しました。日本の研修学生たちは、彼女たちからいろいろ説明を聞き、たくさんのことを学んでおりました。診療はインストラクターの指導の下、6学年の学生が主体となって行っており、日本からの学生にとっては非常に刺激的な見学となりました。また、手術着に着替えて、インプラント体埋入の見学をさせていただきました。午後はカンファレンスルームにてDoldo先生とホストの学生AnitaさんとCrystalさんによるイタリア歯学部における教育システムについての講義をしていただきました。そして、修了書の交付があり、無事に研修を修了しました。シエナ滞在最終日にはシエナ大学の学長Franciscus Frati先生を訪問し、一同緊張の面持ちの中に挨拶をかわしました。朝日大学と明海大学との友好関係が大変意義深いことであるということを伝えられ、温かい歓迎をうけました。 最後の2日間はフィレンツェに移動し、アカデミア美術館やドゥオモを訪問しました。また、列車でピサ市まで足を延ばし、有名なピサの斜塔を訪れました。Doldo先生とホストの学生AnitaさんとCrystalさんがすべて付き添ってくださいました。シエナ大学の方々のホスピタリティーに触れることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。 最終日には早朝にもかかわらず空港まで見送りに来ていただきました。皆、再会を約束し、暫しの別れを惜しんでいました。9日間という限られた日程の中でしたが、日本の学生たちは互いに柔軟な感性を発揮し、言葉や文化の壁があるにも関わらず、シエナ大学の学生らと交流を深め、自分たちの考え方を広げることができたのはないかと思います。 引率者として私自身も、多くのことを学び大変貴重な経験をさせていただきました。私たちにこのような機会を与えてくださいました宮田淳理事長、大友克之学長、江㞍貞一歯学部長、藤原周国際交流委員長をはじめ、前年度までの研修の様子を教えて下さった先生方、担当事務職員の方々、皆様には、この場をお借りして心より感謝申し上げます。伝統文化に触れる学生たち

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