会報あさひ35号
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-26-着任のご挨拶総合医科学講座内科学分野教授  坂 元 直 行  平成30年4月1日付けをもちまして朝日大学病院消化器内科教授を拝命し、着任いたしました、坂元直行と申します。 私は平成8年に京都府立医科大学医学部を卒業し、京都府立医科大学附属病院で研修医として勤務しました。その後、京都府立医科大学の関連施設において内科医・消化器内科医として診療を行いました。平成13年より京都府立医科大学大学院(医学研究科生体制御専攻 腫瘍学部門内科学Ⅰ)に入学し、腫瘍学の研究に取り組み、平成18年に学位を取得しました。以後、京都府立医科大学の関連施設で消化器内科医として診療を行い、適切に、かつ全人的に対応できる幅広い臨床能力を身に着けるよう努めてきました。私の専門は消化器内科学と臨床腫瘍学です。近年は消化器がんにおける集学的治療や新規がん免疫療法の開発、そして消化器がん治療におけるバイオマーカーの探索などに携わり、消化器がん診療に積極的に取り組んでまいりました。朝日大学病院においてはこうした経験を糧にして消化器病専門医、消化器内視鏡専門医、胃腸科専門医、ならびにがん治療認定医として社会的なニーズを念頭に入れた丁寧な診療を心がけております。 臨床腫瘍学の分野では、がん患者の遺伝子情報から最適な治療薬を選ぶ「がんゲノム医療」を全国で受けられるような医療体制の構築が進められていますが、臨床腫瘍学について日夜研鑽を積んでこういった環境にも順応できるように関連情報の入手に努めております。消化器内科の分野では、疾病の発生を未然に防ぐ1次予防、早期発見・早期治療を行う2次予防、リハビリテーションや再発予防の対策を立てる3次予防といった予防医学にも取り組んでおります。 人生百年時代を迎える中、少子高齢化が進む我が国においては、平均寿命だけでなく、健康寿命をいかにして延長するかという課題への対策を十分に配慮した医療を実践すべきであると日々考えています。患者と相互理解のもと、十分なインフォームドコンセントにより情報を共有し、方向性を患者自身が決定できるような治療を行って、アドヒアランスの向上に努め、患者が価値ある健康寿命の延長を目指せるようにサポートします。地域の皆様に愛され、また貢献できるような消化器内科医を目指し、質の高い診療をご提供できますように精進し、朝日大学病院の発展の一助たるべく、誠心誠意努力いたす所存でございます。 朝日大学の建学の精神は社会性、創造性、人間的知性の確立であり、この理念に基づいた教育を心がけたいと考えています。医学教育の水準を引き上げるように、卓上学習と実地実習の橋渡しの役割を果たし、朝日大学の教官として学生教育に尽力してまいります。 歯学部教育後援会会員の皆様におかれましては、今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

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