会報あさひ35号
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-14-学修の目的を自問自答してみよう1学年指導教員 若 松 宣 一  教育後援会の皆様には日頃より御協力を賜り誠にありがとうございます。1年生の教務を担当しております若松です。どうぞ宜しくお願い致します。 4月の入学式から、学外研修、6月の中間試験、8月末の定期試験と、歯学部1年生のスケジュールはどんどん進んでいきます。例年のことですが、1年生は同級生や先輩と人間関係を作り、下宿する学生は生活面全般を1人で行い、毎日夕方まで講義や実習を受け、放課後は自修やクラブ活動を行います。生活面と学修面の両方で、これからの6年間を決める一番大変で、しかも1番大切な1年間かもしれません。 本年度は長いゴールデンウイークの影響で、例年夏休み前に行われる定期試験が8月末にずれ込みました。夏休みを挟んでの定期試験、学修する時間があって良かったという学生と、覚えた知識が消えていくと嘆く学生、結果は全7教科合格者が69名(全体の50%)、昨年度より少し増えました。しかし、3教科以上落とした学生が35名(全体の25%)、これは新カリキュラムに移行して4年目になりますが、過去最多です。結果を求めるあまり、全ての問題を回答したが、全部あやふやでうろ覚えの回答、成績の悪い学生の共通した特徴だと思います。 歯学部に入学した学生は、6年間で卒業し、国家試験を1回で合格する、それを皆目指すのですが、なかなかそれは容易ではありません。1年生から講義、実習、試験と忙しい学生生活です。進級しても4年生の終わりには、国家試験のミニチュア版、CBTに合格しなければ5年生の病院実習に進めません。もちろん留年は困りますが、学修の目的は進級ではありません。全ての学修は4年生のCBTで良い成績を残すためです。CBTの問題は全国の歯学部の教員が、4年生の80%が正答できるような問題を作成します。その問題は徹底的にブラッシュアップされた良問です。難問奇問はありません。言い換えると、きちんと学修した学生の大部分が正答を導ける問題であり、4年生終了時の学生の真の実力がこれで評価できます。 朝日大学歯学部では、CBTの合格基準点は70点ですが、昨年度の全国平均は76点です。CBTを70点で5年生に進級した学生は、その時点では全国の5年生の中で、平均よりかなり下に位置することになります。もちろん5年生、6年生と実力を伸ばす学生もいます。しかし6年間で国家試学年指導教員学内だより

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